遺産分割調停は弁護士に相談すべき?調停を有利に進める方法

遺産分割調停

遺産分割調停を有利に進めたいのであれば、調停の流れについても把握していなければなりません。そこで、遺産分割調停の流れから、有利に進める方法、そして多くの方が疑問に感じる、弁護士に相談すべきなのか?について解説します。遺産分割調停を段階的に理解し、最終的には弁護士がどういった役割を担っているのかを深く理解できます。

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揉めた遺産分割は調停手続きを利用する

相続人同士がひどく揉めてしまったなどの理由で、これ以上遺産分割協議が進められなくなった場合、次は「遺産分割調停」を利用して手続きを進めていくしかありません。

遺産分割調停とは、裁判所の調停手続きを利用する解決方法で、当事者だけの話し合いではなく、裁判所の調停委員を交えることで、別の視点から解決を目指す手続きです。さらには、もし、遺産分割調停においても話し合いがまとまらなかったとしても、次は「遺産分割審判」という手続きに自動的に移行し、調停での話し合いを裁判官がまとめ、相続人それぞれの相続分について強制的に決定します。

遺産分割調停を有利に進めるには・・・

ということは、遺産分割調停が自身にとって不利に進むようなことがあれば、最終的な相続分が減ってしまう可能性が十分にあります。となれば、少しでも有利に進めていきたいと考えるのは当然。では、どうすれば遺産分割調停を有利に進められるのでしょう?こちらをしっかり理解するには、まずは遺産分割調停の流れを知る必要があります。

そこで今回は、遺産分割調停の流れについて簡単に説明し、有利に進めていくためにはどうすれば良いのか?弁護士に相談すべきなのか?といった点に着目して解説していきます。

遺産分割調停の流れについて

1.相続人を確定させる

遺産分割調停を利用するのであれば、相続人を確定させなければなりません。

「そんなこと言われても誰が相続人かなんて調べなくてもわかっている」

なんて声も聞こえてきそうですが、実際に戸籍謄本を取得してみないことにはわからないことがたくさんあります。過去に離婚歴があり、その際に子どもがいたとなれば親族の誰も知らない相続人がいても決しておかしくはないのです。

裁判所からも戸籍謄本の提出が求められるため、必ず行わなければならない作業です。

2.相続財産を調査する

次に、どの程度の相続財産があるのかを調査する必要があります。
遺産分割調停を利用しようと考える方の多くは、すでに遺産分割協議に失敗している方がほとんどなので、すでに相続財産についてはある程度把握しているはずですが、それでも裁判所に対してはどの程度の財産があるのかを報告しなければなりません。

相続財産をまとめた「財産目録」を作成し、裁判所に提出できるよう準備をします。

3.家庭裁判所に申立をする

遺産分割調停を取り扱っているのは、亡くなった方の最後の住所地を管轄する家庭裁判所です。場合によっては、遠方に相続人がいる方や、自身が遠方に住んでいるといったケースもありますが、申し立ての裁判所は決まっている点に注意しましょう。

遺産分割調停の申立書を作成し、取得した戸籍謄本と財産目録などと一緒に申立をします。

4.調停期日に出頭し話し合いをする

遺産分割調停の申し立てがされると、裁判所から調停期日が指定されます。調停期日とは、この日に裁判所に集まって話し合いをしますよ、という日時のことです。
原則的には、相続人全員が同じ日に集まり、裁判所の調停委員を介して話し合いが進められます。話し合われる主な内容としては、遺産の評価や、特別受益や寄与分があったかどうか、相続分をどのようにするか、分割方法をどのようにするかなど、およそ遺産分割に関わる話題はすべて話し合われることになります。

5.話し合いがまとまれば成立、まとまらなければ審判

調停は成立の見込みがある限り、1ヶ月おきに何度も開かれます。話し合いがまとまれば、その時点で調停は成立です。

なお、特に回数制限はありませんが、話し合いの過程で成立の見込みがないと判断されると、そこで調停は不成立となり、審判へと移行するのが通常の取り扱いです。ここでいう成立というのは、相続人全員が納得するという意味です。

1人でも納得していない方がいれば、不成立になってしまう点に注意しましょう。

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遺産分割調停を有利に進める方法について

では、遺産分割調停を有利に進めるにはどういった方法があるのでしょうか?

1.申立に積極的になる

まず、申立というのは相続人の誰が行っても問題はありません。率先して解決していきたいと感じたのであれば自身が申し立てれば良いですし、他の相続人が申し立てるのを待っていても構いません。原則的に、申立人が有利になったり不利になったりはしません。

ただ、調停委員に対しては良い印象を与えるきっかけになる可能性はあります。
本来は中立の立場である調停委員も、積極的に問題解決しようとする方を悪く見ることはありません。調停は、いかに調停委員を味方につけるかが非常に重要なポイントです。

2.無理な主張ばかり繰り返さない

いくら他の相続人に財産を譲りたくないからといって、全財産を相続したいといった無理な主張ばかり繰り返していると確実に調停委員の印象が悪くなります。

調停手続きでは、自身の主張を大事にしながらも、他の相続人に対して歩み寄る姿勢を見せるのも非常に重要です。あまり好き勝手に発言していると、どうしても不利な雰囲気になってしまうため、節度を持った発言をするよう気を配りましょう。

3.嘘をつかない

調停を有利に進めたいばかりに、嘘をついてしまう方がよくいらっしゃいますが、何かの拍子に嘘がバレてしまえば、確実に不利な状況に追い込まれてしまいます。

調停委員に対しては嘘をつかないように

もし、調停委員から困る質問をされた場合も、その場で適当に発言するようなことはせず、次回までに回答すると伝え、時間をかけて考えることも大切です。

有利に進めるには調停委員への印象が重要

上記のことからもわかるように、遺産分割調停を有利に進めるには調停委員への印象が非常に重要となっています。うまく調停委員を味方につけることができれば、自身に有利な内容で他の相続人を説得してもらうことができるのです。

通常の感覚を持っている方であれば、調停委員といった有識者から説得されると冷静に受け取れるものです。当事者間で説得しあうよりも、遥かに高い効果が期待されます。調停委員の説得の結果、他の相続人全員が納得してくれれば、自身に有利な内容にて遺産分割調停が成立することからも、調停委員との接し方は常に気を配る価値があります。

遺産分割調停に弁護士は必要なのか?

では、遺産分割調停に弁護士は必要なのでしょうか?
遺産分割調停の流れ、そして調停を有利に進める方法を踏まえ、詳しく見ていきましょう。

1.申立をサポートしてもらえる

遺産分割調停を弁護士に依頼すれば、申立に必要な書類の取得から作成まで、すべて任せることができます。弁護士のやり方によっては、戸籍謄本の取得などはお願いされることもありますが、弁護士であれば本人に代わって職権で取得することができます。
申立に必要な煩わしい準備にかかる時間も手間もかからなくなります。

また、申立後も代理人として関わってもらうことができ、調停にも同席してもらえます。常にサポートしてもらえる安心感というのは、メリット以外の何物でもありません。

2.調停委員を味方につけやすい

上記にて、調停委員の存在が非常に重要としてきましたが、ここに弁護士が持つ法的な専門知識が加わると、さらに有利に進めていけるようになります。というのも、調停委員は法的な根拠のある主張に非常に弱いのです。

調停委員の中には弁護士といった法律資格を持っている方もいますが、中には地域の小学校の校長先生といったような方も含まれています。こういった方は、弁護士ほどの専門知識は有してはいません。よって、弁護士から法的な根拠を背景に発言されると、それをそのまま受けざるを得ない場面がいくつもあるのです。弁護士がいれば、また違った視点から調停委員を味方につけていくことができるというわけです。

3.審判手続きが有利になる

話し合いがまとまらず、調停が不成立になった場合、審判の判断を下すのは裁判官です。となれば、法的な根拠があるというのは、間違いなく有利に働いてくれます。

裁判官は調停に常に参加するわけではありませんが、後から調停委員から報告などを受け、最終的な判断を下します。ここで、法的な根拠がなにもない主張と、そうでない主張とが並んでいたとなれば、どちらが有利になるかは明白です。審判までを見据えるのであれば、弁護士のサポートがあるとないとでは結果に大きな違いが出てきます。

弁護士がいて不利になることはない

上記からもわかるように、遺産分割調停に弁護士がついていて不利になることは1つもありません。絶対に失敗したくない、少しでも有利に進めていきたい、といった希望をお持ちの方は弁護士への相談・依頼をおすすめします。ただし、相談だけならまだしも、依頼するとなれば、必ず考えなければならないのが費用についてです。

無料で手続きをしてくれる弁護士はいませんので、依頼する際は、必ず事前に費用について確認しておくようにしましょう。費用についても納得した上で依頼することさえできれば、これ以上ないほどの力になってくれるのは間違いありません。

弁護士への相談・依頼をうまく利用して、遺産分割調停を有利に進めていきましょう。

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